埼玉県の中平英晴税理士事務所 │実務経験と MBA理論で経営サポート

埼玉県の中平英晴税理士事務所

【対応地域】埼玉県(入間・所沢・狭山・飯能ほか)、東京都(瑞穂・青梅ほか)

04-2965-4482

電話受付時間 : 平日9:00~20:00 休業日:土日祝日

メール対応は24時間受け付けております。

お問い合わせはこちら

消費税増税延期と価格の表示

大方の予想通りでしたが、消費税の引き上げが延期されました。リーマンショックのような事態にならない限り、引き上げるといっていましたが、リーマンショック時ですら金利は、マイナスではなかったとことを考えると、少なくとも日本では、リーマンショックのような状態に陥ってしまったということでしょうか。
ただし、本物のリーマンショックの後、EU各国は、日本の消費税にあたる付加価値税を期間限定で引き下げていましたが、今回の日本は、あくまで引き上げ延期にとどめるようです。
ところで、前回の増税延期と今回で異なる状況があるとすれば、軽減税率の導入だと思います。消費税が8%に上がった時、5%時代には許されていなかった税抜表示が復活したわけですが、これは、8%の次が10%になるため頻繁な値札付替えを行わないで済む様に事業者に配慮したという理由だったと思います。
今回は、増税も延期されましたし、軽減税率導入で食品等は、将来税率が上がっても8%のままということですから、すでに実施しているところもありますが、スーパーなどは税込表示にした方が良いのではないでしょうか。増税により景気が冷え込んだ理由として価格が上がったためというのはもちろんですが、スーパーのレジで消費税分が加算される税抜表示を行ったことも個人的には消費抑制に働いたように思います。
ところで、本当にリーマンショックがもう一度起きたらどうすれば良いでしょうか。日本もかつてのEU諸国を見習って一時的に消費税の引き下げを行うかもしれません。その時の価格表示は、8%の税込価格で表示しながら、レジで3%分を割引くという方式が良いのではないでしょうか。レジで消費税が加算されたときは、散々文句を言っていた妻が最近の税込表示の店では、あまり文句をいっていません。レジで引き下げ分を値引くことになれば、値引き好きの妻は多分、余計なモノまで買ってしまうと思います。

Return Top